卒業生による礼拝メッセージ 第1回

「神さまと人とにつながって」(ヨハネの福音書15:1-5)

佐久間 恵子さん

6月6日(金)の中等部礼拝は、佐久間恵子先生(日本聖公会東京教区・聖アンデレ主教座聖堂付き執事)がお話くださいました。
佐久間先生は中学校時代、辛く、暗い日々を過ごされていたそうです。しかし高等部から玉聖に入学され、面白くて優しい友達と出会いました。また心から生徒を思う先生たちとも出会い、本当に幸いな高校生生活だったと振り返っておられました。そしてそれはヨハネの福音書15章1~5節に書かれているように、神様の大きな、大きな、恵みと愛につながっていたからであり、その自らの実感を込めて、神様につながる大切さを今の生徒に伝えてくださいました。
また佐久間先生は在学中に参加した高齢者施設へのボランティアがきっかけで、福祉を学び、社会福祉の現場で働く望みを与えられ、またその経験が、現在の教会の奉仕職の働きに導かれるきっかけともなりました。この榛名ボランティア活動は、現在も続いています。そして佐久間先生が玉聖で出会った友人の一人は、今も教員として玉聖で勤務されています。玉聖のこれまでの歩みと今とのつながりを知る良い機会ともなったとともに、その背後に神様の導きがあったことを感謝するときとなりました。

佐久間 恵子さん プロフィール
1980年玉川聖学院高等部に入学。玉聖時代に高齢者施設でのボランティアを経験し、大学で社会福祉を専攻。病院、社会福祉施設でソーシャルワーカーとして勤務後、教会での奉仕職の道を神さまに示され、導かれるままに今に至る。
現在、日本聖公会東京教区・聖アンデレ主教座聖堂付き執事。