卒業生による礼拝メッセージ 第8回
「ボロボロの時こそ」(ルカの福音書15:11~24)
6月11日の高等部礼拝は、岡本真緒先生(日本同盟基督教団土浦めぐみ教会 音楽主事)から、「ボロボロのときこそ」と題して、ルカ15章11節~24節より、メッセージをいただきました。
「放蕩息子」のたとえ話の箇所から語られるメッセージには、高校生の現実に迫るものがあり、とても力がこもっていました。勉強に無気力になってしまったこと、ご両親と衝突してしまったことなどを、放蕩息子と重ねながらお話しくださいました。ご自身の経験、弱さを率直にお話しくださいましたので、高校生の心にすっと入っていくようなメッセージだったと思います。「表向きは無気力、反抗的なようでも、心の中は本当は戸惑いや不安、悲しみでいっぱいだった」という赤裸々なお話が印象的です。神の愛は私たちの罪、弱さを覆い、それらをくつがえすほどの力をもって余りあるということを再実感させていただきました。
最後にご自身で作詞作曲された賛美「Good Father」を歌ってくださいました。父なる神の愛を歌う歌声に、高校生たちも聞き入っていました。「こうなりたい」と思わせてくれる素敵な卒業生の姿を見させていただいた礼拝を持てたことに、心より感謝します。
(75周年企画「卒業生による礼拝と証集」委員会/永島)
